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対処しないと危険です

虫

スーパーナンキンムシ

南京虫という別名を持つトコジラミは、成虫すれば体長が5〜7ミリメートルになる吸血性の寄生昆虫のことです。トコジラミの研究者によれば、明治維新前の幕府が異国の古い船を購入した際に付着してたのが、繁殖したと記録が残されています。1878年に日本旅行を実行したイギリス人旅行者である女性の記述にも、行く先々の宿泊施設でトコジラミに悩まされたとあるのです。以降も様々な場所で被害の報告がされていましたが、1965年頃から出回った有機リン系の殺虫剤が効いて1975年頃にはトコジラミ駆除に成功しました。それからはトコジラミ被害が報告されたケースはありませんでしたが、近年になり再び被害が報告されています。これは最近急激に増え続けている外国人観光客の体や荷物についてきたのが、宿泊施設を介して繁殖したのです。特に東京や大阪などの都心部での発生率が高く、各宿泊施設の経営者サイドではトコジラミ駆除に頭を抱えています。繁殖と発生に頭を悩ませているのは日本の観光業界だけではなく、アメリカやオーストラリアでも同様に困惑しているのです。何故こんなにもトコジラミ駆除に困惑しているかというと、以前は効果があった殺虫剤では駆除できないという点にあります。以前の薬剤に耐性をつけてしまったので、スーパーナンキンムシという呼称がつけられるほど進化をとげてしまったのです。この進化をとげたスーパーナンキンムシを、どうしたら繁殖を防ぎ駆除することができるのかが観光業界が強く意識するところでしょう。今の段階では60度以上の熱に弱いというところを、徹底的に追求するのがベストなトコジラミ駆除につながります。使用済みの寝具は熱湯で消毒し、室内の掃除を念入りにし通気をよくすることです。